【テニスは深く入れて短く打たせるゲーム】
勝つために知っておきたい4つのポイント2つ目はテニスというゲームの成り立ちやメカニズムについてです。
しっかりと頭に入れておくことが大切です!
これを読んで、『え?難しそう』と感じたと思いますが、
少しも難しいことではなく、実にカンタンなことですので安心してください(笑)
テニスは深く入れて短く打たせるゲーム
いたってシンプルです。
そう、テニスは相手コートにボールを深く打って、相手に短く打たせるゲームなんです!
このセオリーにしたがって、相手をくずしてゲームを有利に進めたり、ウイニング・ショットに持ち込むようにします。
深いボールを打つと、相手からは、短いボールが返ります。テニスにはそのようなメカニズムがあるということを知っておきましょう。
なぜそのようなメカニズムになるのか?
ベースライン近くに入った深いボールは、ワンバウンドしてさらに深くへと進みます。
これをレシーブするために、相手は後ろに下がって打つことになります。
下がって打つと、ボールを打つ方向と身体の移動の方向が逆になるため、強いボールが出しずらくなり、結果短く弱いボールを相手コートに入れられなくなるのです。
逆に、短く弱いボールに対しては、時間的な余裕もあるので、前に出て打つことになります。
すると、ボールを打つ方向と身体の移動方向がいっしょになるので、力強いボールを相手コートに深く入れることができるのです。
相互の球足の長さの関係性は一定である
メカニズムからわかるように、自分と相手が打つ相互の球足の長さの関係は、常に変わらないといういい方ができます。
一定の長さの棒を、押し合うような関係ともいえますね!
つまり、前の球足よりも30センチ深いボールを相手コートに入れると、相手は前回より30センチ近いボールを返すことしかできないのです。
このようにして、たとえば30センチずつ棒を相手側に押していくような陣取りが、テニスというゲームの本質なんです。
クロスを基本にストレートで決める
相手の攻撃をくずして、陣取りを有利に進めたり、ウイニング・ショットにこぎつけるためには、前後の攻めだけでなく、左右に揺さぶりをかける方法もとても効果的です。
深いクロス打ちのラリーをベースに、オープンスペースにストレートを打つ手法です。
ネットの真ん中は、端よりも約15センチ低いので、真ん中を通る低く強いボールを相手コートに深く突き刺して、ようやくボールに追いついた相手から、高く弱く短いリターンを引き出します。
そのボールを、オープンスペースにストレートで打ち込み、さらに相手をくずしてウイニング・ショットとして決めるパターンをしっかりと身に着けれればあらゆる局面で有利に展開を進めることができるようになります。
まとめ
プロの試合でもクロス打ちからのストレートこそ、ポイントをゲットするための絶対的なセオリーとなっています。
特にフォアハンドのストロークは、この戦術を行うための大切な技術となります。
しっかりとこのメカニズムを頭に入れて練習してみてはいかがでしょうか。
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