5つのゾーンに応じたショットを行う
勝つために知っておきたい4つのポイント今回は3つ目となります。
これまでのポイント1・2までの記事では、
ゲームを有利に進めるためには、相手ボールを『深く』入れるとか、ウイニング・ショットを決めるためには、相手に『短く』弱いボールを打たせるのがよいと場所については大まな説明をしてきました。
今回の記事では、攻守の目安となる、
5つのゾーンに応じたショットのポジショニングについて学んでいきましょう!
5つのゾーン
①ディフェンス・ゾーン
②ラリー・ゾーン
③オフェンス・ゾーン
④アプローチ・ゾーン
⑤アタック・ゾーン
『ディフェンス・ゾーン』の心得
ネットの2~3メートル上を通過するディフェンシブなボールを、相手のディフェンス・ゾーンに深く返すようにして、守りに撤します。
このゾーンでは、絶対に攻めてはいけません。
『絶対』は言い過ぎかもしれませんが、無理に攻める必要のないゾーンということです。
なぜなら、相手コートまでの距離が一番長いので、速く鋭いショットを決めることが難しいからです。
また、速いショットを放って相手にレシーブされると、今度は自分のレシーブが難しくなるためです。自分がベースラインの後方にいて、オープンコートが広くなっているのに、相手のボールが速いタイミングで戻ってくると、追い付けなくなってしまいます。
それに、無理にこのゾーンで攻め続けると、体力的にもかなりしんどいですしね(笑)
『ラリー・ゾーン』の心得
このゾーンにボールが入った時は、ネットの1メートルぐらい上を通過するボールを返し、ラリーをしながら、相手の様子をうかがいます。
やはり、このゾーンでもまだ相手コートまでの距離があるので、不用意に攻めるのは危険なラインです。
相手のディフェンス・ゾーンに入れて、相手がこちらの『オフェンス・ゾーン』より手前の短いボールを出してくるのを待ちましょう!
『オフェンス・ゾーン』の心得
このゾーンにボールが入ったら、いよいよ攻める時です!
強く速いボールを、相手のディフェンス・ゾーンに深く打ちこむ、もしくはショートクロスを使って相手を崩していきましょう!
『アプローチ・ゾーン』の心得
サービスラインより手前に来たボールは、アプローチ・ショットを打って、ネットにつき勝負をかけます。
『アタック・ゾーン』の心得
このゾーンに入りそうなボールや、アプローチ・ショット後にゾーンに自分が入ったら、ボレーによるアタックを狙いましょう!
ストロークの場合は一撃で決めに行きましょう!
まとめ
以上がテニスでセオリーともいえる、5つのポジショニング対応となります。
もちろん必ずしもセオリーがポイント・ゲットに直結しない場合もありますね。
アプローチ・ショット後に『アタック・ゾーン』につけたとしても、パッシング・ショットで脇を抜かれてしまうこともあります。
しかし、ほとんどのケースでこのゾーン・プレーは、効果を発揮します!
『ラリー・ゾーン』以上に深くショットを入れていれば、相手に打ち負けることはないですし、逆に『アタック・ゾーン』以外でボレーをすれば、成功する確率が極端に低くなります。
このように、『ゾーン・プレー』の基礎の考え方を頭の中に入れて、いつも実行することが大切です。しっかりと身に着けて、戦略の幅を広げていきましょう!
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